レポート:FTJ全日本マスターズトライアル第3戦九州大会

ツートラ風マスターズ!?微妙な雨の影響が…

FTJ全日本マスターズトライアル第3戦九州大会
開催日:7月29日
会場:玖珠トライアルヒルズ(大分県玖珠町)
主催:日本トライアル連盟
運営:マスターズトライアル九州事務局

今年の夏は、“異常気象”だそうで。日本中とんでもない暑さに見舞われています。
7月29日に開催された「FTJ全日本マスターズトライアル第3戦九州大会」も、暑い中での開催を覚悟していました。とは言え、ここ玖珠トライアルヒルズは、標高が大体700mほど。周囲にはたくさんの温泉もある、夏のトライアルには極楽地なのです。ただ一つ、問題があるとすれば、雨の影響。そう、雨が降ると地面がとてつもなく滑るのです。
折りしも変則台風12号が、本州から逆走するように九州に向かっていました。当日の天気予報は、曇りのち雨。何時から降り出すかによって、競技に大きな影響があります。セクションは一応雨対策バージョンですが、乾いていればポケバイでも行ける斜面が、濡れるとスーパークラスセクションになります。主催スタッフはやきもきして前夜は眠れず、かなり遅くまで宴会が続いていたようでした…。
当日朝。曇っています。予報では昼ぐらいからの降雨だと。ところが、スタート時間に近づいた9時前頃から降り出しました。この降り方だとまだセクション変更はなしでOK。しかし、これ以上降るとヤバい、マズい。スタート時刻直前には本降りになり、これは本格的にマズい。スタート開始!一人ずつ1分間隔で出て行きます。もう、セクションもコースも変更出来ない間に合わない。どうか無事に帰ってきておくれと手を合わして送り出します。
その後は小止みになり、各セクションは“ほこりが立たないくらいのちょうど良い塩梅”になってしまいました。となると、今度はオールクリーンの選手が続出する懸念がぐぐっと頭をもたげてきます。中には「雨降れぇ、雨降れぇ」と木陰で雨乞いの儀式も行われたとか(噂ですけど)。
選手たちもいつザッとくるか全くわからない状況なので、コメントを言う間もなく先を急ぎます。すると、焦りから小さな小さなミス、一回だけの足つきなんぞもする選手が何人もいたりして、普段とは違うレースに。とにかく、一名を除いて全選手が早いペースでセクションを回ります。
結果、60歳代クラスで大田幸成選手と早川兄二選手がオールクリーン、タイム差で大田選手の優勝。3位上田光一、4位有馬稔、5位田中宏の3選手は減点1、タイム差で順位が決まりました。タイム差とは通称で、同減点、同クリーン、失点内容がすべて同じで差が無い場合は、スタートからゴールまでの時間が短い方が上位になるというルールです。
70歳代クラスも衣笠剛選手と伊藤庄一選手がオールクリーンで、タイム差で衣笠選手が優勝でした。
殺伐としたスピード展開を心配していた主催者も、オトナなせんしゅの皆さんのおかげで無事に終わってほっと一安心です。
ただ一人、75歳代の後藤精一選手は、体調不良を圧しての出場。体力温存で時間をかけて回り、2ラップ目もせめて申告で減点5だけでもと頑張って完走です。
そんな中で、オープンクラスは、18歳の現役国際A級塩月匠選手とお父さんの塩月操選手、伸び盛りの14歳、坂井翔選手の勝負もあったりと、幅広い年代とレベルの勝負も楽しめたマスターズでした。
そうそう、今回はツートラ風ということで、林道、山道、開墾道の総距離約3kmのコースが用意されました。現地スタッフが何日もかかって開拓しました。晴れていれば見晴らしも良い楽しい道。雨が降ると戻ってこられるかどうかわからない地獄道。いつ雨が強くなるかもしれない不安で、とにかくみんな駆け抜けました。次回はもっとコースも楽しめればいいな、と思います。
台風12号は後片付けが終わるまで来るのを待っていてくれたようで、無事にすべてが終了しました。
次戦は第4戦近畿大会。9月16日に京都の亀岡トライアルランドで開催です。地形も変わって、ややテクニカルでワザの見せ所をいくつか作ってみようと思案中です。どうぞ皆さん、チャレンジしに来て下さい。
本大会のリザルト、参加要項などは日本トライアル連盟のホームページでご覧下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com

ツートラ風!コース


前日のスタッフ試走も本気モード(笑)


「5点!」じゃなくて、ハンドパワー送り中2018


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