MFJ全日本トライアル選手権第1戦
開催日/2016年3月13日 会場/真壁トライアルランド
観客/2,550人
今年の全日本トライアル選手権、開幕戦が終わりました。
例年の開幕戦の舞台、ここ真壁は寒いのですが、今年も寒かったですね。しかし、勝負はやはり熱かった。
初披露となるVERTIGOとTRS。
VERTIGO+柴田暁選手は6位入賞、もう一人のVERTIGOライダー、氏川湧雅選手は初スーパークラスで力を使い果たしたようで、良い勉強になったようです。
TRSは藤原慎也選手が軽々と操っていて、軽快さを感じました。国際B級小林直樹選手は1ラップ目2位でしたが、リタイヤとなり残念。ケガとかではないのでその点はご心配なく。
12セクション×2ラップ:国際A級スーパークラス、国際A級、国際B級
7セクション×2ラップ:レディースクラス
持ち時間は4時間30分(1ラップ目3時間。2ラップ目1時間30分)でしたが、エントリー台数が多いため、最終的には主催者の英断で5時間(1ラップ目3時間30分。2ラップ目1時間30分)に変更されました。
セクション待ちでは、かなり混み合うのは避けがたく、国際B級選手に中には時間に追われてエスケープ(セクションにトライせず、申告で減点5を受ける)するライダーもいましたが、大方ではこの変更は良かったようです。
レディースクラス
初開催となったレディースクラスですが、優勝は大方の予想通り西村亜弥選手。現時点でやはりテクニックレベルでは頭一つ二つ抜け出ています。しかし、6名の選手の歯を食いしばるような渾身のチャレンジは素晴らしかったと思います。大舞台の緊張で充分な走りが出来なったという選手もいましたが、今後に期待しましょう。
国際B級
ルーキー氏川政哉選手が本番でもきっちり実力を出して初出場で初優勝、2位にはゼッケン1の沖勇也選手、3位はこれまたルーキー武田呼人(よひと)選手。この上位陣はおそらくトップ集団を形成すると思いますが、今回ポイント圏外にも元気が良い選手が何人もいます。次回以降が楽しみです。見ていて楽しい国際B級です。
国際A級
チャンピオンを狙う久岡孝二選手が良い感じでしたが、最後の最後で転落、肩を強打。3位でした。お大事に。優勝は復活ライダー、小野貴史選手、2位には本多元治選手とベテラン強豪がやっぱり上手い。4位西元良太、24位佃大輔選手ら懐かしい顔も見られて、30年全日本トライアルの現場を見てきた者にとっては、こういう再会もうれしいモンです。
国際A級スーパークラス
頂点の争いは、序盤は野崎史高選手が好成績でしたが、次第に黒山健一vs小川友幸の一騎打ちの展開に。1点リードでSS(スペシャルセクション)に臨んだ黒山健一選手でしたが、SS1での失点で、あとからクリーンをした小川友幸選手に逆転を許してしまいました。今回はセクション難度がかなり高い(しかし、攻略不可能ではない)という設定の中での手に汗握る攻防でした。しかし新しい黒山選手のマシンはかなりポテンシャルアップしているようで、ライディング自体はレベルアップしているそう。とにかく乗り込んで、新しい性能に慣れることが急がれます。
新しいマシンやウェアのお披露目、さらには今年からBS12で放映されることもあって、報道陣も例年より多く、そういうところでも賑やかな大会でした。
この大会のレポートはストレートオン2016年4月号No.224(3月末発行)に掲載します。
真新しいウェアに身を包んだIAS&レディースライダーをずらっと見ていただけると思います。
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薄暗くなる頃会場を後にして、午前2時過ぎに無事帰着しました。
とりあえず寝て起きて、荷物片付けて、画像をPCに入れて。
出張中に溜まったご注文を何とか今日中に発送、出来ました。
あとは怒濤のデスクワークです。(^_^;)
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