全員タイムオーバーの真相は?+藤波貴久選手の近況

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FIMトライアル世界選手権第3戦。

フランスの観光地、コルシカ島で開催されたヨーロッパGPで、一日目のリザルト、ワールドプロクラスは「無し」となっています。

12セクション×3ラップの設定でしたが、前日の下見で、あまりに長すぎるセクションにライダー達は時間が足りなくなると判断、主催者に延長措置を申し入れました。

しかし、延長はされずそのままスタート。 その結果、1ラップ目はほぼ全員タイムオーバー減点がつき、2ラップ目終盤ですでに全持ち時間が無くなってしまったということです。

ここに来て「1時間延長」という話が主催者からあったそうですが、競技途中での時間変更は受け入れられなかったのです。

こうなると、下位で先にスタートした選手が、自分だけ申告5点でもオンタイムゴールすると、ひょっとして優勝出来たかも知れないんです。でも、さすがに誰もそれはしなかったんですね。

 

二日目は、セクションが易しく手直しされたこともあり、全員がゴール、リザルトが残りました。

 

藤波選手は、実は日本GPで右大腿骨下端にヒビが入る怪我を負っていました。それで、マシンに乗っての練習がほぼ出来ないままの参戦で、「マシンとの一体感がない」ことが問題だったそうです。 それは翌週のイタリアにも影響しました。結果、ヨーロッパGP二日目6位、イタリアGPも6位でランキングはカベスタニーに追い越されて4位に付けています。

 

しかし!

藤波選手は、日本GP直後に新しい仕様のエンジンをテスト、良い感触を得ていました。でも、ヨーロッパGP、イタリアGPには乗り込みが充分ではなく、慣れている以前の仕様で走りました。

次戦ベルギーGPが7月13日。この間に新しい仕様のエンジンで乗り込んで、巻き返しを図っています。

気になる右膝の故障ですが、イタリアGPの時には、ほぼ痛みを感じないコンディションになっているそうで、充分な練習をして 開幕戦に続き、今季2勝目を目指します!


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