熱かったマスターズ九州大会、無事終わりました。

M4-01ZENIN

2016全日本マスターズトライアルも第4戦。盛夏の闘いを迎えました。
7月31日。会場は、福岡県糸島市の蛍の里トライアルパーク。
当日は35度越えの真夏日となりました。危険な感じです。しかし、それを見越して、8セクションのうち、7つを林間木陰に設置。
しかし!このセクションが練りに錬られていたのです。設営者曰く「何度も充分に試走したラインを、セクションテープとゲートマーカーでキュッと絞った(笑)作り」だそうで。ラインは見えているのですが、そこをきっちりとトレースするのが、なかなか、なかなか手強かったり。行けるか?落ちるか?という危険度は全くないけれど、「上手く行けるか?突っかかるか?滑るか?」ということにおいてはシビアでした。暑い日ではなくても頭から煙が出そうな設定。まさにマスターズらしいセクションでした。
スタッフは、地元の寅吉一家の皆さんの他、長崎、大分など近隣からも大勢集まって来てくださって、1セクションに3人ずつのオブザーバーが付くという完璧さ。そして、選手達は、1分間隔で特設スタート台からスタート、1セクションから順にトライする形式。オブザーバーの死角のない正確なジャッジと選手の真剣トライで、さながらMFJ全日本トライアル選手権のようです。少し違うのは、真剣トライの末の珍プレーにあちこちで笑い声が起こったり、木陰で座って休憩しつつ、他の選手の走りを眺めたり冷やかしたりと、楽しい雰囲気なのでした。
オブザーバーも、出場している塩月操選手の息子、匠君(先の全日本九州大会でIB3位に入ったライダー)とか、女性ライダーのマインダーで奮闘していた坂井裕輔君の、息子達(柚稀君と翔君)ら、トライアル青少年達も手伝ってくれて、これまた良い雰囲気でした。なかなか厳格なジャッジでしたね。良いことです。(匠君、「カトー」という技は今は減点5だかんね。)
ビギナークラスには、今回初めて坂井結太君12歳が出場、見事優勝でした。大人達に混じって、子ども達が楽しそうにしている風景は、とても良い感じですね。トライアルの文化を感じます。

この時期、野外イベントの最大の心配事は、「熱中症」です。スタート前のミーティングでも「救急車を呼ぶのは一日2回まで。気を付けて下さい」と注意喚起されての大会でしたが、一度も救急車を呼ぶことなく、無事に終了となりました。
そうそう、今回はなんと!岩手県盛岡市から坂本勝彦選手の参加がありました。前戦の東北大会と日にちを間違えてエントリーしたんじゃないか?という疑惑がありましたが、間違いなく当日参加されました。坂本選手のお父様が、実は先の大戦時の特攻隊だったそうで、この機会に鹿児島県の知覧にある「知覧特攻平和会館」に行きたかったと、その思いを遂げられて、会場入りされました。奥様と二人で、日本大縦断をされました。
人に歴史あり、行動に理由あり。それも良きかなマスターズ。

ケガとか、外せない用事とかで参加出来なかった方々もいらっしゃいます。九州でのマスターズトライアルは、来年もその次も続けて頂ける意欲が満々のようで、嬉しい限りです。今年出られなかった方、来年お会いしましょう。

さて、次戦は10月16日、京都府の亀岡トライアルランドで開催します。ワタクシが仕切らせて頂きます。九州大会で良い刺激をもらったので、さらに練り込んで行きたいと思います(笑)。すぐ近くには、京都の奥座敷、湯ノ花温泉もありますし、京都観光も兼ねて是非是非お越しやすぅ。

九州大会のリザルト、2016年のスケジュールはこちらでご覧下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com

 

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表彰ウイメンズC

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表彰ビギナー

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表彰70歳代

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