11月13日、和歌山県の湯浅トライアルパークで開催されました。
元はゴルフ場用地として開発された土地ですが、ここは湯浅町のバックアップもあり、来年の全日本トライアル選手権の会場使用も視野に入れてコツコツと開拓が続けられている場所です。当日は地元特産の醤油を始め、野菜やみかん、手作りのご飯などの出店もあり賑わいました。
昨年は「鳴り物入りの若手」が何人もいる中での勝負でしたが、今年は下馬評では飛び抜けた存在は見当たらない、逆に言うと多くの参加選手にチャンスがあったと言えます。
セクションは実に良く錬られていて、基礎技の習熟度がきっちりと試されます。というのは、トップライダーのように「この技」が出来ないと無理、ということではなく、曲がる、越える、止まるの超基本トライアルテクニックをどれだけ正確にできるか?最適の速度、的確なライン取りとその瞬間瞬間での加重加減が出来る最適なフォームが試されます。さらには、地方戦とはひと味違う雰囲気の中で、呑まれずに力を出せるか?という精神力も。
そういうところで混戦となり、最後まで耐えたしっかり走り切れたライダーが栄冠を掴みました。
優勝は、中国ブロック(当日時点では名古屋に転居済みで中部ブロック)の国内B級、竹原秀和選手。減点41クリーン3です。2位の井之前拓実選手は中部の国内A級で減点44、クリーン5、3位山根直選手は近畿の国内B級で減点44クリーン3、4位小畠哲平選手は近畿の国内A級で減点は45クリーン6というふうに、一回2回の足着きで入れ替わる接戦でした。
トップライダーなら技量レベル+気持ちの総合力のぶつかり合いですが、特にこのグランドチャンピオン大会では時として気持ちの強さがレベル差よりも成績に影響するということがあります。今回もやはり、そういう場面がいくつかあったと感じました。
●グランドチャンピオンクラス 出走54台
国内A級と国内B級のポイントランカー。全日本レディースを闘った小玉絵里加、小谷芙佐子、寺田智恵子選手も参戦していました。
●オーバー50クラス 出走6台
50歳以上のライダー
●チーム対抗戦 6チーム
各地方ブロックの国際B級ライダーが3人一組で闘うチーム戦
リザルト→gc_all
さあ、これからストレートオン12月号に掲載する詳細レポートも書かねば。うーん、どうしよっかなー。
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