見応え凄かった!全日本トライアル近畿大会

2017MFJ全日本トライアル選手権第2戦近畿大会
開催日/4月16日
会場/湯浅トライアルパーク(和歌山県湯浅町)

第11セクションの激登り。ライダーはスーパークラスルーキーの磯谷玲選手

湯浅トライアルパークでは初開催でした。選手も観客も一ヶ所に駐車できる広大な平地、沢、急斜面や崖、さらには小石交じりのザクザクの路面と全日本の会場としては素晴らしいロケーションです。
12ヶ所に作られたセクションは、国際B級、エキジビション125、オープントロフィーは10セクション×2ラップ、レディースは6セクション×3ラップ、国際A級、国際A級スーパークラスは10セクション×2ラップと、トライ待ちの渋滞緩和対策も含めて分けられています。スーパークラス上位10名は、さらにSS(スペシャルセクション)2つ。
ザクザク路面とかなりきっちりとゲートマーカー(セクションテープ内で、各クラスの走行ラインを規制するカード)が配置されたセクションは、テクニックを試される、玄人好みな作りでした。
結果はすでにいろんなところに出ていますが、スーパークラス優勝の黒山選手には勢いを感じます。黒山選手のマシンに搭載されているコンピュータは、ピンポイントで最適な性能、特性を設定することで出来るそうです。がらっと別物の性能にも出来るし、会場の路面に合わせて、黒山選手の操作にさらに最適に応えられるよう、とても細かいセッティングも。当日は快晴で気温も上がった中、試合中にもセッティングを最適化しながら闘っていました。
野崎選手も最後まで優勝争いに加わっていました。最後のトライでまだ完治していない左手人差し指を痛めたこともあり、あわやタイムオーバーかと思われた減点3。これで、先にクリーンしていた小川友幸選手に逆転を許しての3位。小川(友)選手は、第1戦で痛めた足首をかばいつつの走りで絶好調とは言えない我慢のレースでした。本人は成績をケガのせいにはしませんが。しかし、SSのトライは2つとも「これぞ小川(友)だ!」という完璧と言って良いクリーン。成績を2位に押し上げてタイトル争いに踏みとどまります。
スーパークラスでストレートオン-泥が気になっているのは、柴田暁、斎藤晶夫、野本佳章の3選手。練習での取り組みが走りに現れていると感じます(今回ケガで欠場の吉良祐哉選手、成田亮選手もそうなんですが、前記の3選手は「特に」ということで)。順位だけ見ると昨年と変わり映えしないのですが、それは全体的に底上げされているからで、結果の数字だけでは判りづらいですが、実際に観戦すると彼らのライディングのスピード感、ダイナミックなコントロールは凄いですよ。これはもう、是非生観戦をお薦めします。
国際A級は、昨年の最終戦で肩を負傷した武井誠也選手が復帰参戦、優勝を果たしました。練習再開からまだ1ヶ月くらいだそうでまだ傷むということですが、元気な姿で戻ってきてくれました。
国際B級は、近畿の古豪勝負で、塚本厚志選手が和歌山の和田弘行選手を押さえて欲しかった優勝を獲得。3位山中悟史選手他、若い選手には、今回のセクションは良い経験になっただろうと思います。
レディースも気合いの入ったトライが見られました。絶対王者の西村亜弥選手の大転倒も!

詳細レポートはストレートオン5月号No.237に掲載します。
※未確認情報ですが。
フジテレビの「めざましテレビ」が取材に来ていたらしいので、本大会の様子が放映されるのか?詳細が判ればお知らせします。(決定かどうかは不明ですが…、4月25日放映?6時くらいから起きて見てみて下さい。)

第10セクションの小川友幸選手。

SS2セクションの成田亮選手。トライアルライダーってかっこいい!

前日、微調整セッティング中の黒山選手、走ってデータ収集、特性に反映、全てデータでコンピュータがピンポイントで合わせることができるそうです。

元スーパークラスの愛媛の坂田匠太選手も久々に。

70歳の現役国際B級ライダー、河野完次選手

こちらは69歳で現役国際B級の泉正信選手

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