【速報レポート】マスターズトライアル第3戦


FTJ全日本マスターズトライアル第3戦近畿大会
開催日/6月18日
会場/亀岡トライアルランド
主催/日本トライアル連盟
承認/(財)日本モーターサイクルスポーツ協会
後援/ストレートオン
協賛/住友ゴム工業株式会社、スコルパジャパン、TOM’S、Tricomz

6月18日。京都の亀岡トライアルランドで「2017全日本マスターズトライアル第3戦近畿大会」が開催されました。
近畿大会では、かつては出場60台越えの時もあったのですが、今回は33台と半減。理由はさまざまあるようですが、今回も濃いメンバーが集まりました。
マスターズトライアルのセクションは、75歳代クラス、ビギナークラス(セクションテープ内自由ライン)はかなり難しくないです。ノーマルタイヤのオフロード車、なんならPW50のキッズバイクでも入口から出口まで走れます。ホントです。なので、トライアルのルールの主なところ、減点の仕組みを知っていればすぐに出場出来ます。しかし、ルールは適正運用、採点も適正判断です。それは、スポーツだからです。生涯を通してスポーツとしてのトライアルを楽しむ場として、「マスターズ」は開催されています。始めて間もない年少者も50の手習い、60の手習い的なオジサンも、スポーツトライアルを満喫できます。そして、今大会実績で言うと、最高齢は79歳の浜見正さん。実際、危なっかしい場面はありますが、スタッフの忖度(?)もあり、無事、完走されましたよ。
年代別によって、赤、緑、黄とゲートマーカーが配置されて、それぞれ難度が違いますが、それは技の引き出しの多さやコントロールやボディアクションの正確さが問われるモノです。今回も、いつも通り「根性一発、決死の覚悟、落ちたらどうしよう…」と言うセクションは一切無くて、危険度はかなり低く(無い!とは言いません。トライアルですから)錬って錬って作られていましたよ。ただ、亀岡の天然沢を走る、曲がる、登るなど、手強さはそれなりにあって、技の見せどころ、発揮どころも多々ありました。
もう一つの強敵は、昨今の天候です。梅雨の晴れ間で蒸し暑くてバテた、ということではなく、晴天続きで地面が「パサパサ」。よほど気を付けてそろっとタイヤを転がさないと、すぐにズルッとスリップします。シビアなライン取りが命のセクションで、この「ズルッ!」は命取り。
今大会も、70歳代、65歳代、60歳代と年上クラスの闘いが激しかったです。現行規則では、70歳代はセクションテープ内自由なのですが、あまりにもお元気な方達なので、特別ルールで赤マーカーで腕を競っていただきました。それでも優勝の伊藤庄一選手は減点13。5位となった下田博明選手で減点35とセクションのレベルと選手のレベルのバランスはまずまず良い感じだったようです。
65歳代クラスは吉川富美男選手がオールクリーンを達成しました。これでしばらくウルサイと思われます(笑)。
オープンクラスは、山本昌也、三好弘祐、串馬啓之、森育美、三田村典夫各選手と、元MFJ全日本チャンピオン、現&元国際B級ポイントランカーら強者が揃いました。このクラスは年齢関係ないのスクラッチ勝負ですから、チャンレンジャー大歓迎です。今回は山本選手の貫禄勝ちでした。滑る路面、沢でもどの場面でも最適のライン取りと最適の速度(これが解っていも難しい)で、見る側からすればスルスル〜っと簡単そうに走ってしまいます。この走り方は、年齢に関係なく、皆さんにとても参考になると思いますよ。
さて、第4戦は7月30日の九州大会、その後は11月19日関東大会、12月3日中部大会と続きます。奮ってのご参加、お待ちしています。

リザルトや開催概要は日本トライアル連盟のホームページでご覧下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com

ツインショックでも!


山本昌也選手の走り方は、永遠のお手本です。


手強い地形の定番、沢。

表彰。ウイメンズBクラス

表彰。ツインショッククラス

表彰。オープンクラス

表彰。75歳代クラス

表彰。70歳代クラス

表彰。65歳代クラス

表彰。60歳代クラス

表彰。55歳代クラス

表彰。50歳代クラス


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