【ミニレポート】2017MFJ全日本トライアル選手権第6戦中部大会

スペシャルセクション2つ目を行く小川友幸選手。


スペシャルセクション一つ目。後輪が当たるとドーン!と大太鼓のような音が響きます。

秋晴れ、というよりかなり暑い中の開催でした。前日朝までの雨でセクションは易し目となり(濡れ多時と乾いた時で極端に滑りやすさが変わる地質)、「ひょっとしてオールクリーン、タイム差勝負になるかも?」という予想も。全てのセクションをクリーン(減点0)で成績に差が無いライダーが複数いた場合、スタートからゴール時間までが短い方が上位になるルールです。
終わってみると、オールクリーンの選手はいませんでしたが、国際A級スーパークラスの小川友幸選手が1ラップ目に減点1、「あわやオールクリーン!?」という、精度の高いライディングを展開。こういう「一回も足が着けない、ミスが出来ない」という展開は、精神的な重圧がとても大きいのですが、まさに百戦錬磨という言葉がぴったりの優勝でした。
スーパークラス2位争いが激しくなりました。黒山健一、野崎史高、小川毅士、柴田暁の4人が激しく競り合いました。また、6位までの入賞枠争い、10位までのSS出場枠争い(スペシャルセクション。2ラップを走り終えた上位10名だけが走られる)と、つばぜりあいポイントが多いのもスーパークラスの特徴です。
まあ、なんというか、失敗しても凄い、上手く行くと信じられない、世界3位の日本のトップライター達の走りは、間違いない感動します。トライアルって凄いです。

9月24日にスペインで開催されたトライアルデナシオン(国別の対抗戦)で「日本チームは世界3位に入りました!」の報告もありました。真ん中はアシスタントの黒山二郎君。アシスタント二人で3人のライダーのサポートを、しかも全コース自分の脚で走って回ってと重労働を完遂。ライダーも凄いけど、アシスタントも凄い。日本チームも素晴らしかった。VIVA!チームジャパン!


リザルト→superA

今大会の話題は、レディースクラスにニューフェイスが2名登場、開催2年目で7名のライダーで競われました。がんばる女性ライダーが確実に増えています。


リザルト→レディース

国際A級は、実力者永久保恭平が期待の若手氏川政哉選手を破って優勝、3位平田貴裕(弟)、4位平田雅裕(兄)とまたまた兄弟が並びました。

リザルト→国際A

国際B級は磯谷郁(かおる)選手がうれしいうれしい初優勝。個人的にお話しすると、元気な子どもらしいおふざけモードなのですが、「優勝コメントを聞かせて」と公式モードになると突然照れてしまって話せないような、とてもカワイイやつです(笑)。

リザルト→国際B

その他、エキシビジョン125、OVER50も含め、各クラスの詳細なレポート、選手達の話してくれたコメントは、ストレートオン11月号で掲載します。

エキシビジョン125の清水寧郁(寧郁)選手

リザルト→5OT125

OVER50クラス


リザルト→OTオーバー50


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