世界電動TRIALクラスに成田匠参戦!激戦必至!!

電動トライアルマシンの先がけ、フランスのELECTRIC MOTION。日本の輸入元は元世界のトップライダーで、現在はもてぎの日本GPのセクション構想&設営も手がけている成田匠。
そのELECTRIC MOTIONが2018FIMトライアル世界選手権のTrialE(電動マシン)クラス参戦において、EM開発ライダーのクリス・ブリョンとともに成田匠の参戦も決定した。
マシンは、新開発中の「e-Pure」と名付けられたプロトタイプ。現モデルEM5.7はクラッチ機構が無いが、ガスガス、ヤマハなど後発マシンはクラッチ付きだ。「e-Pure」もおそらくは最新機構を備えたものだと予想するが、現時点では情報はない。ただ「完全ニュータイプで独自の特殊なクラッチを搭載」するという情報もある。

社長のフィリップ・アレステンから成田に、「私たちには若くて優れた二人のライダーがいるけれど、三人目にエンジンと電動のトライアルマスターとして、あなたに私たちのBabyを託したい。このストーリーにはあなたが必要だ。私たちは小さなメーカーだけど本気だ…。フランス人の一人として頼む、e-pureに乗って欲しい!」と直接話があり、成田が承諾したという。そのELECTRIC MOTIONからは「世界でもっともスタイリッシュなライダー、成田匠の参戦はとても喜ばしく、誇りに思う。」とコメントが出された。

また、成田本人は、「私は若い人たちに何ができるだろうと考えて、本気で向き合ってきたつもりです。若い人に行けと言うタイプではなくて、できるところまで一緒につき合うのが私のやり方です。この参戦もElectric Motionのフィリップ社長の電話で決めました。自分のためではなく、避けて通れない技術確立へのチャレンジと若者たちの明るい希望のために走りたいと思います。ぶっつけ本番で乗ることになるのですが、私に扱えないくらい進んでしまっているかもしれません。でも、面白ければ良いと思っています!」と話してくれた。

2017年に初開催されたTrial Eクラスは、元世界チャンピオンのマルコ・コロメ(ガスガス)が一人勝ち状態だった。しかし、今年はガスガスはフランスのロリス・ギュビアンが出場、また、先刻お伝えした通りヤマハのマシンで黒山健一が参戦する。そして、ELECTRIC MOTIONから成田匠の参戦と、マシン開発とともに出場ライダーもハイレベル化する2018年。決戦は7月14-15日のFIMトライアル世界選手権第5戦フランスGP、7月21-22の第6戦ベルギーGPだ。

FIMトライアル世界選手権の情報は
http://www.trialgp.com/index.php


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