日本代表チーム、タイムオーバー加算で悔しい4位

FIM TRIAL DES NATIONS 2018 Sokolov

2018トライアル・デナシオン
2018Trial des Nations
今年のトライアル・デナシオンは、9月23日、チェコ共和国のソロコフ(Sokolov)で開催された。参加は、インターナショナルクラスに16カ国、ワールドクラスには日本を含む7カ国、女性クラスは10カ国。
森林の中の岩盤を使ったセクションはダイナミックながら細かいテクニックが要求された。
日本代表チームは藤波貴久、小川友幸、黒山健一の最強布陣でこの戦いに臨み、本戦の出走順を決める予選では藤波が最速タイムで日本チームが1位を獲得。

藤波貴久選手


予選1位獲得の日本代表チームだったが…。

予選の結果

本戦は、15セクション×2ラップ。朝からの雨でセクションがさらに厳しくなり、とても難しいレースとなった。日本チームは、イギリス、フランスと激しい2位争いを繰り広げたが、1ラップ目後半に藤波が左膝を負傷するなどもあり20点のタイムペナルティが科された。
一日中雨が降り続く中、スペインチーム(トニー・ボウ、ハイメ・ブスト、ジェロニ・ファハルド)が15連覇を達成。減点は83。例年のスペインチームのスコアがオールクリーンに近いことを考えると、今年がどれほど難しかったがうかがえる。

スペインチームのジェロニ・ファハルド

日本チームは、セクション減点ではフランスチーム(ベノウ・ビンカス、アレクサンドル・フェレーラ、ロリス・ギュビアン)を上回ったが、1ラップ目の大量タイムオーバーが加算され、悔しい4位。2位はイギリスチーム(ジェームス・ダビル、ジャック・プライス、トビー・マーチン)、3位はフランスチーム。
WOMEN’S部門は優勝イギリスチーム、2位スペインチーム、3位ドイツチーム。INTERNATIONAL部門は優勝チェコチーム、2位アメリカチーム、3位オーストリアチーム。

小川友幸
「悪天候でセクション難度も高かった。力を合わせたけど、結果4位。僕もかなりミスして申し訳ない。世界の壁の厚さを改めて痛感した大会だった。応援ありがとうございました。」
藤波貴久
「残念、4位でした。1ラップ目のタイムオーバーで厳しい戦いに。予選1位は良かったけれど、今回は後ろスタートがあまり良い方向に行かなかった。時間が無かった。1ラップ目後半に怪我、でも2ラップ目も3人一緒にスタートしないといけないので、走れるところだけ走ろうと。でも頑張った結果が4位です。日本の皆さんの応援に感謝します。」
黒山健一
「残念ながら4位。雨のせいでかなり難しくなった。藤波選手はがっつり頑張ったけれど、僕と小川選手が助けられなかった。応援届いていますよ。ありがとうございました。」

ワールドクラスの表彰台。


ワールドクラス結果

Podium FIM TRIAL DES NATIONS 2018 Sokolov


WOMEN結果

Podium FIM TRIAL DES NATIONS 2018 Sokolov


インターナショナル部門

picture:FIM/Sport7,TrialMedia


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