女子中学生のオヤジ狩り!?マスターズトライアル中部大会


2018FTJ全日本マスターズトライアル第5戦中部大会
開催日:2018年11月4日
会場:キョウセイドライバーランド(愛知県)
主催:日本トライアル連盟(FTJ)
運営:マスターズトライアル中部事務局
承認:(財)日本モーターサイクルスポーツ協会
協賛:住友ゴム工業株式会社
後援:ストレートオン
天候:曇り時々小雨、最高気温20度
出走台数:44台

2018年のマスターズトライアルも後半戦に入ります。従来の年代別クラス分けと女性の3クラスに加えて、今年は年齢性別を問わないオープンクラスをレベル別にA、B、Cと3クラスを設け、さらに易しいビギナークラス、オールドタイマー志向のツインショッククラスと、実に16クラスという幅広い設定で、初心者から大ベテランまで“誰でも出場出来る”仕組みにしています。これはまさに“生涯スポーツとしてのトライアルの普及と発展”というテーマを実現化した一つの形です。逆に、マスターズに相応しくないライダーと言えるのは、MFJの全日本選手権に出場しているライダーたちと言えるでしょう。
さて、秋も深まりつつある11月4日、第5戦中部大会を迎えました。会場はMFJ全日本トライアルでもお馴染みのキョウセイドライバーランド。違うのは、MFJ全日本では越えたり飛び移ったりする大岩や巨大タイヤを、マスターズではその隙間を縫うように走るセクションになっていることです。この辺りにも競技会の性格の違いがはっきりと現れていますね。規則はどちらも同じなんですけどね。
当日朝起きると、小雨が降った跡があります。ここキョウセイの土質は、水を含むととんでもない泥地獄になる場所があり、しかもそこには今回第1セクションが作られていました。ただ、まだそれほど路面コンディションに影響はないようなので、そのままスタートを迎えました。
今回は、8セクション×2ラップと3ラップ目は第1〜第3までで終了の合計19トライで競われます。
一人ずつ1分間隔でスタート台から出ていく(MFJ全日本と同じ)本格的競技です。でも、セクションは危険排除が熟慮された、(失敗しても)人に優しいマスターズらしいものです。
今大会は、オープンCクラスに女子中学生ライダーの中川瑠奈、山森あゆ菜選手が参戦しました。中川選手は、おじいちゃんほどの年齢の小林清成選手との接戦を1点差で制してクラス優勝。ビギナークラスにはあゆ菜選手の妹、あみ菜選手(小学6年生)が出場し、見事完走を果たしました。
他にも、ウイメンズBクラスにはレギュラーとも言える清水忍選手が出場し完走。全日本レディースにも出ているソアレス米澤ジェシカ選手はオープンAクラスにチャレンジ。順位は9人中9位でしたが、今回参加した女子ライダーは皆チャレンジ精神旺盛で、今後のレベルアップに期待がかかります。トライアル版オヤジ狩り??
マスターズトライアルは“難所にチャレンジする”というよりも“持てるテクニックの熟練度と精度でクリーンを狙う”タイプです。最初から最後まで体力と集中力が維持できれば、オールクリーンも狙えます。今回はオープンAクラスで米澤健選手が、55歳代クラスでは栗原賢司選手が、60歳代クラスでは田中宏選手、70歳代クラスは伊藤庄一選手と4名がオールクリーンを達成して優勝を果たしました。
全リザルトは日本トライアル連盟のホームページでご確認下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com
最終戦は11月18日、関東大会です。会場はオフロードパークSHIRAI。当日出場もOK!です。要項やエントリー用紙も上記ホームページで。

オープンCクラス表彰

50歳代クラス表彰

45歳代クラス表彰

55歳代クラス表彰

65歳代クラス表彰

60歳代クラス表彰

70歳代クラス表彰

ビギナークラス表彰

オープンAクラス表彰

ウイメンズBクラス表彰


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