マスターズトライアル選手権第6戦中部大会レポート

多様化の波が押し寄せてきているマスターズ

ゆうしくん

2019FTJ全日本マスターズトライアル選手権第6戦中部大会
開催日:10月27日
会場:キョウセイドライバーランド(愛知県)
主催:日本トライアル連盟(FTJ)
主管:マスターズトライアル事務局
後援:ストレートオン
協賛:住友ゴム工業株式会社

60歳代クラス、65歳代クラス、70歳代クラスが激戦となっている2019マスターズトライアル。今回も激しい闘いが繰り広げられた一方で、ニューウェーブ勢の参戦も目立った。
年代別選手権の他に、幅広い年齢、レベルの誰しもが出場出来る事もあって、ビギナークラスに8歳の寺澤迪志(ゆうし)選手、9歳の溝上拓実選手が参戦。フルサイズマシンよりも一回り小さいベータ80で果敢なライディングを見せてくれた。また、オープンBクラスには14歳の山森あゆ菜選手が参戦し2位、オープンCクラスには13歳の山森あみ菜選手が参戦。マスターズは、クラスによって易しいレベルのセクションもあるが、規則はMFJ競技規則をしっかり適用するので、地方選手権や全日本選手権と同等の公平で的確なジャッジになっている。しっかりラインを読んで、行き方をイメージして攻める。それに対してオブザーバーによる的確なジャッジが下される。まさにスポーツとしてのトライアル。
もう一つ、興味がある闘いがあった。オープンAクラスの中川芳治選手と中川瑠菜選手の親娘対決だ。お父さんである芳治選手は国際B級ライセンスの持ち主で、瑠菜選手は14歳。勝敗は減点1でゴールした芳治選手がクラス優勝となり瑠菜選手は減点20で6位。瑠菜選手もメキメキと上達している最中で、全日本レディースにも出場している米澤ジェシカ選手が9位と瑠菜選手が上回っている。
マスターズトライアルは、“シニアのための年代別選手権”という主旨に加えて、年齢や性別、トライアルキャリアに関係なく幅広いトライアルライダーが出場出来るクラス分けがある。これから選手権を目指す子供達の修練の場として存在意義も追加されて、これから新しい景色を示そうとしている。

さて、最終戦関東大会は11月24日、茨城県のオフロードパークSHIRAIで開催されます。MFJ承認大会です。皆様のエントリーをお待ちしています。申込み締め切りは11月11日ですが、当日エントリーも+1000円で可能です。朝8時より受付します。
中部大会のリザルト、関東大会の要項などは日本トライアル連盟のホームページでご覧下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com

瑠菜選手。



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