マスターズトライアル

2021FTJ全日本マスターズトライアル第4戦四国大会レポート

2021FTJ全日本マスターズトライアル第4戦四国大会
開催日:7月25日
会場:生名サーキットトライアル場(愛媛県越智郡)
主催:日本トライアル連盟
協賛:住友ゴム工業株式会社
後援:ストレートオン


マスターズトライアルの第3戦近畿大会は6月13日開催予定だったのですが、感染症拡大の影響で変更されたMFJ全日本選手権中部大会が同日に変更されためやむを得ず中止となりました。その後、やはり感染症拡大の影響でMFJ全日本中部大会も再延期となって6月13日はぽっかり空いたのですが、全て後の祭りです。全てはコロナウイルスのせいです。
そして夏まっただ中の7月25日。マスターズトライアル第4戦四国大会が開催されました。
会場は愛媛県の生名島。愛媛県なので四国大会ですが、島に渡るには広島県の因島にある土生港の長崎桟橋からフェリーで立石港へ。5m未満の車と乗員一人で往復1,150円、乗船時間はわずか5分足らずです。
会場の生名サーキットトライアル場は、サーキット施設から約400m離れた林の中にあって、岩の段差は少なく、砂地っぽい地面の登り下りやターンがメインとなります。

当日エントリーが10名あって、30名の出走。中には関西から来たトライアル1年生トリオもいます。

マスターズらしい捻りが効いたセクションでは、上手くいけばクリーンですが、わずかな気の緩み、うっかりミスが命取りになります。それだけに真剣に走ります。それにしても、今年は一気に電動ファン付ウェアを着た人が増えましたね。
いつも元気いっぱい、大声で走る50歳代クラスの尾上武士選手ですが、暑さのせいもあって手足が攣ってしまったようです。水分を取って長い休息を取って、3ラップ目は敢えてセクション飛ばしでゴール。熱中症だと思われますが大事に至らず、ほっと胸をなで下ろしたり。他の選手の皆さんも、暑い中にも関わらずしっかり完走されました。
トライアルは、格闘技や球技とは違って、セクションや自然条件と自分との闘いです。他選手の出来云々よりも、セクションを読み、天候に対応し、その時点での自分のベストを尽くすことで得られる、何物にも替え難い充足感が最高のメダルです。常日頃からそのために自分を律して取り組み、同時にその魅力を理解している愛好者は、コロナウイルスにも負けないでしょう。
今大会の競技結果、今後の開催予定などは日本トライアル連盟のホームページでご確認下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com