2023TRIAL DES NATION
各国代表3名のライダーによる国別対抗戦
開催日：9月10日、開催国：フランス（AURON）
15セクション×2ラップ
各セクションの減点計算は、3名のライダーのうちスコアが良い2名の減点を足した点数となる。ライダーAが減点5でも、ライダーBとライダーCがクリーンならそのセクションのスコアは「0」。
2019年。藤波貴久、黒山健一、小川友幸による日本代表チームがトライアルデナシオンのワールドクラス（選抜国クラス）でフランス、イギリスとの激闘を制して世界2位を獲得した（優勝国はスペイン）。
その後コロナウィルスが世界中に蔓延したため2020年は不開催、2021年と2022年は日本チームの派遣は出来なかったが、今年、4年ぶりに小川友幸、氏川政哉、小川毅士の3ライダーが選抜され、デナシオンに参戦。
前年実績が無い日本は、ワールドクラスでは無くインターナショナルトロフィークラスとなる。インターナショナルトロフィーでの日本チームの目標はズバリ【優勝】だ。
先頭スタートの日本チームは、1ラップ目をオールクリーン。一方ドイツもオールクリーンだ。
2ラップ目も日本チームはクリーンし続けるがsec5で痛恨の減点1となる。しかしその後は持ち直して残り全てクリーンでゴール。日本チームの減点は1だ。
日本代表チームがゴールする頃、2ラップ目のドイツ代表チームはsec4辺りにいて、やはりオールクリーンを続けていた。
日本代表チームは、もうドイツのミスを待つしか無いが、ドイツ代表チームもわずか1点の失点で優勝を逃すことになる。
ジリジリと落ち着かない時間が過ぎる。そしてsec11でドイツ代表チームは痛恨のミス。「減点2」を喫し、その瞬間日本代表チームの優勝が決定した。最終的には日本代表チームの減点は1、ドイツチームは減点7で2位となった。
●日本代表チームメンバー
〈ライダー〉
小川 友幸 （46歳） TEAM MITANI Honda所属
氏川 政哉 （20歳） TEAM MITANI Honda所属
小川 毅士 （36歳） 宗七音響Wise Beta Team所属
〈監督兼戦略マネージャー〉
藤波 貴久 レプソル・ホンダ・チーム監督
〈アシスタント〉
氏川 湧雅、磯谷 郁
〈団長〉
柿田 史彰（MFJトライアル委員長）
〈選手サポート〉
小谷 徹（MFJ全日本トライアル選手会長）
※詳細なレポートはストレートオン10月号で掲載します。
FIMトライアル世界選手権のホームページ
https://trialgp.com
写真協力／Yuriko Mizoiさん
●リザルト（2回のクリックで拡大します）
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