2018マスターズトライアル開幕戦レポート

2018年全日本マスターズトライアル第1戦中国大会
開催日:2018年4月8日
会 場:光信寺の湯ゆっくら特設会場(広島県神石郡神石高原町光信58−1)
主催:日本トライアル連盟
運営:マスターズトライアル中国事務局(ケニーズクラブ)
承認:(財)日本モーターサイクルスポーツ協会

19年目のマスターズトライアルが開幕。
「生涯スポーツとしてのトライアルの普及、発展」を目指す日本トライアル連盟の活動の一つ、それが「全日本マスターズトライアル」シリーズ戦の開催、運営です。2018年も全6戦の予定が組まれていますが、その開幕戦として4月8日に中国大会が開催されました。
会場は、「光信寺のゆっくら」特設会場。広島県福山市から北に約35kmの神石高原町にあり、温泉と宿泊、食事も出来る施設です。この敷地をお借りして、駐車場にパドック、玄関脇からスタートして施設のすぐ裏山にセクションがあります。とても快適な、ある意味恵まれた場所です。


4月に入って夏日も記録したほど暖かくなった後、大会を直撃したのは急な寒波。前日から雪が舞い、朝には辺り一面雪化粧、真冬に逆戻りです。大会中も雪が舞い、極寒大会となってしまいました。
天気は人力でいかんともし難いので諦めるとして、開拓されてまだ踏み跡もほとんど無いセクションが8つ。これを3ラップします。今年は年代別クラス以外にオープンクラスをA、B、Cと3つに分けて、“年齢に関係なくレベル別”で競えるようになりました。このことで、マスターズの本道である年代別クラスとともに、女性、年少者、ビギナーからベテラン、腕自慢ライダーまで、すべてのトライアル愛好者が出場出来る枠組みとなりました。

今大会のトピックスは、80歳代クラスに初のエントリーがあったことです。岡山の浜見正選手がいよいよこのクラス該当者になりました。完走するだけでも驚異の世界ですね。

今大会一番の激戦区は70歳代となりました。最新マシン、最新ウェアで颯爽と走るお爺ちゃん選手達!素晴らしいのひと言です。そして新たに近藤博志選手が初参戦。’74、’77、’78、’79全日本チャンピオンを獲った伝説のライダーです。今は、モンテッサ、TRRS輸入元のエトスデザイン社長と言った方が分かりやすいかも知れません。3ラップ目にセクション内で痛恨のエンスト。順位を大きく落としてしまいましたが、コンちゃんスマイルは健在でした。

マスターズトライアルは、昔名を馳せたライダーだけではなく、トライアルが好きでコツコツと練習を続けている全ての人の晴れ舞台となるように、また、同世代の横のつながりがますます広がって豊かなトライアルライフが続けられるように、今年も危険度ミニマム、やる気マックスの真剣勝負の舞台を作っていきます。

次戦は5月13日、新潟大会です。奮ってのご参加お待ちしています。
第1戦のリザルト、シリーズ戦スケジュールやエントリー方法などはホームページをご覧下さい。
http://www.ftj.sakuraweb.com


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